大河内傳次郎 [明星]
三万両五十三次
三万両を巡って、佐幕派の志士達や、怪盗牛若小僧や女賊のお蓮らが暗躍し、更には三万両を警護する蔵人を憎む山際三左衛門も蔵人を追い旅に出るのだった。大河内傅次郎がひょうたんと名乗るとぼけた男を好演。様々な登場人物の思惑が重なり合い、クライマックス
上州鴉
故郷恋しさに関所破りをして、とある信州の宿場にやってきたお尋ね者の渡世人・星越の瀧蔵は、身売りされようとした娘を助けた為に、自分の身も危うくなり、その危機を逃れる為身を隠すが、かくまってくれたのは、かつて恩義をかけてやった板前とその女房お吉だ
すっ飛び駕
表向きはお城の御数寄屋坊主、実際は街中でゆすりたかりを業としている河内山宗俊を主人公にした物語。たまたま若い侍を救った宗俊は、その若侍の父親がある藩の筆頭家老だったが、作事家老一味の不正を摘発しようとして、逆に殺されてしまったことを知る。その
続・丹下左膳
この作品は、おそらく戦前からの丹下左膳像を踏襲しているものと思われる。妖刀を巡って暗躍する暗殺軍団や無頼の旗本や遊び人だけでなく、南町奉行大岡越前守の配下の捕り方まで、平気で切り殺す凶暴な丹下左膳、無声映画でお馴染みだった大殺陣シーンの見せ場
丹下左膳 百萬両の壺
ある小藩に伝わるこけ猿の壺、その壺の中には先祖が隠した百万両のありかが示されていた。その壺を巡って、藩主の弟の道場主や父親を殺された少年、少年を引き取る矢場の女将など様々な人間ドラマが展開する。